【人工衛星饅頭】老舗のうまさ神戸湊川「大吉屋」の「人工衛星饅頭」

美味
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「人工衛星饅頭」とは、いわずと知れた神戸市兵庫区の地下鉄湊川公園駅(神戸電鉄湊川駅)上がってすぐのまんじゅう屋である。


まんじゅう屋といっても、大福や最中などではなく、いわゆる大判焼きである。
大判焼きといってもこの「人工衛星饅頭」は、大判焼きでよくある円柱を切断したような円筒形ではなく、カレーパンマンの頭のような形をしているのだ。

なんでこんな名前なのだ?「人工衛星饅頭」

数年前だったかな?
毎日新聞に謂われが載ってたことを思い出しました。
この謎の名前は、人類初の人工衛星『スプートニク1号』から付けられたとのこと。打ち上げ翌年から焼き続けているらしい。ということは、1957年が打ち上げなので、1958年から焼き続けているのである。とすると、すでに60年も焼き続けられているとは・・・人気がないと続かないことは間違いない。

しかし、饅頭に「人工衛星」と名付ける歴史の息吹というか、店長の心意気なのか?なんか、すごいなと思う。

安いぞ!「人工衛星饅頭」

この「人工衛星饅頭」は、なんと一個80円である。

このご時世に、この価格は素晴らしいではないか!

※残念ながら、2019年からは一個90円に値上げされる。うーん、残念。材料高騰だから仕方がない。

売れてるぞ!「人工衛星饅頭」

店は、地下の駅出入口すぐにある歩道に面して立地しており、道行く人が買っていく。おじさんは、焼きつつ、売りつつ、袋に入れつつ、箱に入れつつ、焼きつつ、...である。おじさんはずっと焼いているが、すぐに売れるので、また焼きつつ...
なお、箱は5個から10個まで入るとのことなので、とりあえず10個を購入した。

今日はあっさり買えたのだが、「ちょっと待ってやー」と焼き上がりを待たされたこと多々あり。
仕方がない、人気店である。食べたいのだから待つしかないのだ。

食べるぞ!「人工衛星饅頭」


で、家に持って帰った姿がこれである。
暖かいのだが、湯気でびちゃびちゃでしっとりである。
正直、この「人工衛星饅頭」は買ったその場で熱々を食べるのことが正しい作法であろう。実際、その方がうまいのである。

しっとりしてしまったが、中身を見てみよう!
あったか「人工衛星饅頭」を切断!

あずきそのままの粒あんである。
光沢もあるね。あんこの量が明らかに多いことがお分かりになるであろうか?

そして、喰らう!

う~ん、この味である。
甘ったるくもなく、小豆の粒がしっかりと主張するこのうまさ!

あんこの話をしている私だが、実は皮好きである。このとろっとしたような皮がうまいのだ。もっちりしているんだな。そのくせ皮が気持ち薄いのだ。

全体的に表現すれば、おばあちゃんか作ったような懐かしい甘さ、何個でも食べられるのだ。おすすめです!

焼くぞ!「人工衛星饅頭」

邪道かもしれないが、オーブントースターで軽く焼いてから食べることもおすすめである。
焼き方や焼き具合にも依るのだが、皮がこんがり焼けつつ、端っこがカリカリの歯ごたえは、その場で食べるよりも旨いことがある。
それは言い過ぎかもしれないが...

購入翌日の食べ方としては、いい食べ方です。

まとめ

神戸市民のソウルフードと言えば言い過ぎか?

とにかく、安くてうまい饅頭である。おやつにはもってこいだけど、そこら辺で売ってるパンよりも栄養もボリュームも美味しさも全てにおいて上回るという素晴らしい饅頭です。是非とも食べてみて欲しい。

大吉屋

おすすめ商品 人工衛星饅頭
場所 神戸市兵庫区上沢通1丁目1−1(地下鉄湊川公園駅・神戸電鉄湊川駅上がってすぐ)
営業時間 14:00~19:00
定休日 不定休
訪問日 2018.12.19(水)夕方