ガッツリ切っても弱ることのないモチノキの剪定は簡単です
モチノキは元気よく枝が伸びる木です。
年間に数度の伐採が必要ですが、怯むことなく思い切って切ってしまいましょう。
最近は、街路樹などにも利用されているモチノキです。
多少切りすぎたとしても問題ありません。
剪定の時期
剪定の時期は4月とそれ以外に大きく分かれます。
我が家では、それぞれの時期に剪定を行っていますので、剪定の状況をご紹介します。
うちのモチノキは樹高4mほどですが、気づけばガンガン伸びまくってみっともない状態になります。
樹勢が旺盛というのはこういう木のことを言うのでしょう。
あまりにボサボサではかっこ悪いので、適度に樹形を整えるために枝を刈ります。
他の木でもそうですが、花が咲く前に枝を切るのはかわいそうな気がするので、しばらく切るのを待ちますが、その他の時期についてはほとんど無視して切っています。
枝は少ないうちに切ったほうが楽なことは間違いありませんが、タイミングを逃すと手間がかかってしまいます。
私がいつも参考にさせていただいている素人園芸解説によるとモチノキの剪定については、下記のように記されています。
【剪定】
3月、花後(4~6月)すぐ、10月上旬~11月中旬のいずれか(強剪定は春にしか行えない)
いずれも、不要な枝の間引きを中心とし、伸びすぎた枝は、基部2~3節を残して切る
生垣などで、樹形を優先したいときは、6~7月にも刈り込むが、その年の結実は望めない
刈り込みにとても強いので、失敗を恐れない
いきなり枯れては困るので、剪定の時期は参考にしていましたが、想像以上にモチノキの樹勢は強いのです。
といっても、真夏であってもボサボサが気になるときは剪定します。
しかし、我が家のモチノキは弱ったことがないので、剪定の時期を気にしなくなってきました。
そんな経験があるからこそ、とにかく失敗を恐れずに剪定するということは、モチノキについては特に肝に銘じるべきです。
私は、剪定するときは、この枝もついでに切っておこうと思うので、いつも切りすぎてしまうのです。
しかし、このような剪定程度では樹勢が衰えるどころか、どんどん枝が芽吹いてくるので、ここ最近は剪定時期はもちろん切り落とす枝の位置も気にせずに切りまくっています。
葉が多いとき(4月以外の剪定)
時期
とにかくボサボサに感じときには剪定することにしています。
夏でも秋でも冬でも剪定を躊躇しません。
我が家では、4月にがっつり剪定するので、夏前ごろからボサボサになってきます。
そのため、夏にガッツリ剪定することが多いですね。
正月前にも剪定することが多いです。
剪定しにくい枝は枝元から切ろう
実際の剪定作業ですが、うちの木は登りやすいので、木に登って剪定しています。
たまに、脚立も使っていますが、基本は木登りです。
脚立や木に登っても届かないところは、高枝切り鋏で切ることがありますが、今後の手間を考えて剪定しにくい枝は枝元から切ります。
手入れしにくい枝の存在は、今後の剪定手間がかかることももちろんですが、剪定をしようという気力すら失いますので。
樹形だけを考えて伸びた枝を中心に枝をガンガン切っています。
私は、常に楽して剪定をしようと思っています。
さっぱりしました。
もっと切っても良かったかな?
これで、清々しい正月を迎えられます。
モチノキは常緑ですので、庭に一本あれば便利(?)ですよ。
子どもの木登り遊びにも最適です。
木登りは体をすべて使っての基本運動ですので、子どもにはたびたびさせないといけないと思っています。
剪定くずの処理
剪定したあとの葉や枝は、モチノキや他の植木の根元に敷きつめています。
葉や枝が太陽光を遮ることで雑草が生えてきません。
見た目はいまいちかもしれませんが、しばらくすると葉は枯れて土に返っていきます。
また、枝は枯れて折りやすくなり、束ねて捨てやすくなりますので、ゴミ出しも楽になります。
葉が少ないとき(4月の剪定)
時期
剪定屑の後片付けはかなり面倒です。
私は、この後片付けがとても重要なポイントだと思うのです。
葉がないときに剪定をすれば、葉の処理を考えなくていいのです。
常緑であるモチノキですが、年に一度だけすべての葉を落とした後にすぐ新しい葉が芽生えてきます。
私は、この年に一度のタイミングを狙うことをおすすめします。
それが4月なのです。
モチノキの葉は4月頃に一斉に落ちるのです。
このタイミングを狙って剪定を行うことで、葉を処分する手間がぐーんと減ります。
また、当然ですが、このタイミングで枝を切っておけば、夏や秋に伸びた枝を切る数も減るので全体的な手間も大幅に削減できるのです。
モチノキは樹勢が強いので、この時期にガッツリ切ったところで、弱ったことなどありません。
むしろ、この時期に剪定したところで、いつも新しい枝がガンガン伸びてくるので、気にせずに切りまくりましょう。
剪定前
葉が多いときと比べればまったく違う木のようです。
葉がないに等しい状態ですが、枝の先に少しだけ新芽が出ていますね。
この状態で、真下に伸びている枝や他の太い枝に干渉しそうな枝を切り落とします。
また、込み入った枝などもばっさりと切り落とします。
気になるところは、切っておいて問題ありません。
迷ったら切りましょう。
失敗したら来年繰り返さなければいいのです。
樹勢が強いのでどうせ伸びてきます。
気にせず切りましょう。
剪定後
写真で見てもいまいり分かりづらいのですが・・・
かなりの数の枝を切り落とした状態です。
写真で見ても分かりにくいので、剪定屑も少なくなります。
そのため、剪定屑のゴミ出しはかなり楽です。
私は毎年、4月に剪定しています。
2020年春
今年もこの時期に剪定しました。
写真で比べてみると去年よりもガッツリいっちゃってますね。
まあ、心配しなくても大丈夫です。
まとめ
モチノキの剪定についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
モチノキの剪定時期は、4月とそれ以外のときの2つのタイミングがあります。
私は、4月に一斉に落葉したころを狙って剪定することが一番簡単だと思います。
この時期に剪定すると葉が少なくて切りやすく、剪定屑の処理も楽です。
また、夏以降に剪定しなければならない枝も減らすこともできるので、なんと一石三鳥といってもいいタイミングなのです。
さらに、モチノキは樹勢がとても強いので、切りすぎて弱ったり枯れたりするおそれがないので、失敗を恐れずに切りまくることができます。
また、剪定後のモチノキの葉はかさばるので、剪定後はモチノキの根元などにしばらく置いておいて枯れ葉にしてボリュームを減らしましょう。
ボリュームを減らした後に処分した方が処分も楽です。
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