パソコンは熱に弱い
我が家のノートパソコンは、本体を閉じた状態で外付けキーボート、マウス、モニタを接続してデスクトップパソコンのように使っています。外出したときは普通にノートパソコンとして使っているんですけどね。
パソコンに限らず、電子機器は熱に弱い。ノートパソコンも放熱を考えて設計されているとはいえ、蓋を閉じた状態は、開いた状態より条件が悪い。熱暴走を経験したことはありませんが、機器の寿命は確実に縮みます。電子機器はそういうものです。パソコンは高価です。できる限り長く使いたい。そのために、放熱しやすい状態で使いたい。
エアコンが効いた部屋であっても放熱は重要です。エアコンを使っていない部屋よりマシですが、パソコンを放熱を助けるためには、パソコンの熱を外に出し、冷たい空気をパソコンに入れる必要があります。つまり、空気の流れを助ける必要があります。そのためには、ここで紹介する冷却装置はあらゆるパソコンに応用できます。
冷却装置1号(すのこ)
冷却装置1号として、すのこを使ってノートパソコンの下から風を通す装置を作ります。
熱は上に向かって流れます。ノートパソコンの場合も同じです。ノートパソコンの裏にはたいてい通気口(空気の流入口)があります。冷却効果を高めるためには、ノートパソコンの下に風を入れることが重要です。風を入れるために、すのこを使います。ノートパソコンの大きさなら100円ショップで購入できます。
セリアで縦35cm、横28cm、高さ1.4cmのすのこを買ってきました。桐です。高級すのこです。
すのこをパソコンの上に置いて、サイズを比べてみました。
我が家のノートパソコンDynabookは、すのこの縦サイズをパソコンの横方向に使うとちょうどいいサイズです。奥行方向が大きいので、このままではパソコンからはみ出して、なにかと不便です。加工するしかない。
すのこをノコギリで切ります。天板1枚分を切るとちょうどいい大きさになります。桐は柔らかいので、あっさり切れます。
DIYをやる人は、ノコギリは必須です。いい道具は必要ないですが、長持ちするものが欲しいですね。私のノコギリも錆気味です。たまにしか使わないので、こうなっちゃいます。
すのこはあっさり切れましたが、右側のフレーム(土台?)が割れちゃいました。まあ、ノートパソコンはたいして重くないので問題なし。ささくれをヤスリで削ったら完成です。
ヤスリも1度買ったら一生物です。こんなものは、壊れません。必ずしもいいものは必要ないですが、なくては始まらないものなので、そこそこのものを持っておきたいです。
いい感じの大きさになりました。なかなかの出来栄えです。
冷却装置1号をノートパソコンにセットしました。すのこによってこれまで以上に空気の流れが生まれます。
冷却装置1号は、しっくり納まっているように見えます。100均のすのこは、高さも抑えられているのでいい感じです。
冷却装置2号(ウレタンシート)
ノートパソコンの蓋を少し開けて放熱させる装置が冷却装置2号です。液晶パネルと接するので、柔らかい材質が求められます。今回利用したのは、低反発タイプのウレタンシートです。
シール付きのウレタンシートも販売されていますが、シールなしを買いましょう。熱でシールが溶けてネチャネチャになるおそれがあります。
ウレタンシートを幅2cmほどに切ります。幅は2cmにしましたが、あんまり大きい幅だと放熱の妨げになるし、あんまり小さいと縮んだり、なくなったりしそうだし、と考えて2cmに行き着きました。
また、ウレタンシートのもともとのサイズは、幅30cm、厚さ10mmだったので、そのままの長さで使いました。
冷却装置2号が、完成しました。パソコンと並べてみました。パット見は、パソコンと同じ色に見えます。
冷却装置2号をキーボードの手前側に置いて蓋で挟みます。厚さ10mmなので、冷却装置2号を挟んだ状態でも液晶パネルは点灯しません。まさに、ベストサイズです。
冷却装置2号を装着した状態のノートパソコンDynabookです。パット見は蓋が閉じているように見えます。
実は、我が家の猫がノートパソコンの上に乗っていたことがありました。その教訓もあってウレタンを使うことにしました。冷却装置2号が硬ければ、液晶やパソコン本体が壊れる可能性があります。猫が乗ったときは怒っているので、猫もそれなりに学習してくれているはずです。あれから乗っていないことを信じています。
冷却装置1号+冷却装置2号
あわせ技で放熱性能は、格段に上がりました。安心です。見た目もそれほど悪くない。
こんな感じで、使っています。いい感じで放熱できていそうです。
世の中には、こんないいものが販売されています。金属製なのですのこより冷却効果が高そうです。見た目と冷却効果にこだわる方は、こちらがいいと思います。
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