ポストが壊れました
2018年にやってきた強烈な台風は、関西国際空港の連絡橋に貨物船が漂流して衝突するなどして機能不全に陥りました。
そして、なんと我が家のポストのふたをも破損するという甚大な被害をもたらしました。
台風はかすめるだけで十分です。
困ったものです。
ポストのふたが壊れてしまってから、雨が降ると新聞も郵便物も回覧板も濡れてしまいます。
雨が降っていなくても、ふたがないために郵便物がポストから地面に落っこちるのです。
地面に落っこちた後に雨でも降られると、悲しい結末が待っています。
我が家の郵便物たちを守るために、早々に修理(更新)することにしました。
実は、このポストですが、すでに30年近く使用しています。
5年ほど前に元のふたも経年劣化で破損してしまい、一度修繕しています。
修繕しているといっても、簡易的に復旧したという感じですけどね。
今回もまったく同じ方法で修繕することにしました。
しばらくは、台風の直撃はないことを期待してます。
2018年の修繕後2021年夏まで台風は直撃しておりません。
現在も実用に耐えています。
破損した部品を回収します
ポストのふたを分解して部品を回収します。
ネジはかなり小さいです。
今回は、ネジなどを再使用するので落とさないように注意して回収しましょう。
実際に、再使用する部品は、以下の3つです。
- ポストのふたの軸
- 軸固定金具(軸をポストのふたに固定する金具)
- ねじ
ポストのふたの構造
ポストのふたの上方で軸を固定してふたが開く方式です。
その軸の両端がポスト本体で接続されています。
まあ、特に難しい構造ではないですね。
シールは屋外には貼らないほうがいいです
ふたの表面にシールが剥がれたような跡がありますが、まさしくそのとおりで、子供がシールを貼りまくった跡です。
ビックリマンシールみたいなものだったと思います。
こういうシールは、屋外に貼らないほうがいいですね。
最初はなんともないのですが、雨に濡れなくても結露などで劣化して、最後には情けなく剥がれた状態になります。
ちなみに、我が家ではシールは洗濯機に自由に貼っていいことにしていました。
貼る面積も多いですし、貼られて困るような部屋にあるものではありません。
また、洗濯機は子どもがシールに飽きた頃には、たいてい買い換えることになりますので、我ながらなかなかのアイデアと思いました。
現在、我が家では、きれいな洗濯機が活躍しています。
設計図を書きます
前回修繕したときの経験から、ポストのふたを開閉するときにふたの左右上方がポスト本体に引っかかっていました。
純正のふたは、湾曲したような形状だったので、うまく機能していたのですが、意外に単純な長方形のふたではうまくいかなかったのです。
そこで、今回は最初から図面のようにポストふたの左右の上側に切り込みを入れることにしました。
また、軸固定金具の取り付け位置ですが、左右の端から20mmずつとしました。
これはそれなりの距離でOKだと思います。
軸固定金具のねじ穴の15mm間隔とふた上方からの距離25mmは当然ながら正確に開けておきたいですね。
今回は、ふた下方にクリップを取り付けます。
ポスト本体側に磁石が付いていて、磁力でふたを固定できるようになっています。
前回の修繕のときは、特に必要ないと思い、重力に任せてふたが閉じられるようにしていたのです。
しかし、台風で破損してしまった原因は、ふたの隙間が大きかったために、風が吹き込んだこともあったのかもと思います。
今回は、しっかりと磁石で固定できるようにします。
ささいなDIYでも設計図を書こう!
簡単なDIYですが、間違えると面倒です。
私は、簡単な作業であっても、ざっくりとした図面をなるべく書くようにしています。
私だけかもしれませんが、作業するときにしょっちゅう間違えますので。
長さを間違えて切ったりすることはしょっちゅうですね。
自慢になりませんけど。
材料
今回の作業では、金具などは再利用するので、ふた本体だけが新品です。
前回破損したときのものですが、サンデーシートを購入しました。
今回は、前回の余りを使用しました。
私は厚さ1mmのものを使いましたが、もう少し分厚いほうがいいと思います。
ある程度の重さがあった方が下記の3っつの利点があると思います。
- 風でふたが動きにくい
- 郵便物がふたを開けて飛び出すことを防止しやすい
- 強度があるので、壊れにくい
ポストのふたの製作(切り出し)
この手の長方形を切り出す場合に便利な道具が、「さしがね」です。
悪い意味で使われることが多い、「さしがね」ですが、ものすごく便利な道具です。
DIYで使う金槌などは100均でも十分だと思います。
しかし、さしがねだけそれなりのものを購入することをお勧めします。
たまにしかしないDIYだとしても、直角に線を引くことはものすごく重要ですからね。
サンデーシートは、シートの両面に保護用のシートが貼っているので、ペンなどで自由に書き込むことができます。
当然ながら、この保護シートは、傷が付かないようにするためのものでしょうけど、このように線を引くことができるというのは、かなり便利です。
のこぎりは、糸のこぎりを使用しました。
なるべく歯が細かいもので切ったほうがいいですね。
切り口が荒くなりません。
糸のこぎりも安いもので十分だと思います。
なにかと使えますので、便利です。
今回のDIYに関係はないのですが、糸のこぎりは、パイプを切るときなども重宝します。
全般的にビニール系の材料を切るときに便利ですね。
穴あけには、電動ドリルを使用しました。
ドリルも基本的には安物で十分だと思います。
しかし、ここではあえて、充電式より100V電源方式を強くおすすめします。
言ってしまえば人によりけりなのでしょうが、一般的なDIYではコンセントが遠いところでの作業はまずありません。
我が家の場合ですが、延長コードさえあれば、すべての作業で使用可能です。
実際の使用頻度と電池の寿命などを考えると、100V電源式方式が完全に勝っていると思います。
しかも、値段に大差があるのです。
私の100V電源方式の電動ドリルは、ホームセンターの特売で2,500円で購入したものですが、穴あけでも木工ネジの締め付けでも十二分に使用可能です。
これまで困ったことはありません。
また、ホールソーを使って穴あけをしたことがありますが、これもこの電動ドリルでやりきりました。
しょせんは、DIYです。
プロじゃないのです。
100V電源方式で十二分に使用できますよ。
子供も触るものなので、ポストのふたの切り口はヤスリで研いでおきます。
ざっとヤスリをかけるだけで出来栄えが大きく変わります。
やるとやらないとでは大違いです。
柄がついているヤスリは作業も楽です。
是非とも最後にはヤスリで仕上げをしてください。
ポストふたの切り出しが完成しました。
保護シートを剥がしていないので、いまいちな見栄えですね。
写真の鉛筆で引いた縦線は間違えて書き込んだ線です。
シールの上なので気にしないでくださいね。
こういうときでも保護シートを剥がせるというのは、便利ですね。
固定金具を取り付けたらポストのふたは完成です。
真ん中に亀裂が入っているように見えますね。
実は、座布団の上にポストのふたを置いて撮影しています。
真ん中に傷があるように見えますが、これは座布団のへそです。
これも気にしないでください。
撮影能力に難がありますね。
すいません。
それよりも、ポストのふたが直線状にきれいに切れていませんね。
薄いシートをまっすぐに切ることは難しいのです。
完成
ポストのふたに樹木が反射して映っているので写真はいまいち綺麗じゃないですね。
いろいろ撮影能力に疑問符が付きますけど、実際は綺麗に完成しました!
クリップを付けたのでポスト本体のマグネットにもしっかり接着します。
ポスト開閉時にクリップ自体が外れてしまうので、ポストのふたの内側からセロハンテープでクリップを止めました。
これで、濡れた新聞を手に取らずに済むようになりました。
まとめ
台風のために壊れたポストのふたを修繕したDIYレポートはいかがだったでしょうか。
今回のポストに限りませんが、天変地異は予測できません。
壊れたときに備えて、家には自分で簡単に直せるものを設置することがベターだと思います。
また、今回使用した道具は、特に変わったものはありません。
材料もポストのふた本体だけが購入品ですので、特に難しいDIYではありません。
ポストのふたは道路の内側ですので、外見にこだわらなければ、十分実用に耐えられる修繕がDIYで達成できます。
ポストが壊れた方は、DIYで試してみてください。
実は、台風で波板屋根も被害を受けました・・・涙
コメント
蓋を自分でなおすって凄いですね!大体買ってるものだと思っていました!
家のポストもよくボロボロになるので作ってみようと思います♥
あんまり頑丈には作ってませんが、雨風をそれなりに防ぐことができるので重宝しています。
気分も変わるので、作ってみてください。