量水器ボックスの蓋をDIYで交換ついでに簡単に割れないように一工夫加えてみました
駐車場にある水道メーターが入っている量水器ボックスは、車を出し入れする際にいつも車で踏みつけられています。
そのため、経年劣化でとうとう割れてしまいました。
このたび、DIYで量水器ボックスの蓋を取り替えました。
ついでに簡単に割れないように一工夫を加えてみました。
なお、量水器ボックスはメーターボックスと呼ばれたりもするそうです。
水道メーターのボックスだからメーターボックスもしっくりきますね。
量水器ボックスの蓋が割れた!
蓋がひしゃげてきて、怪しいと思っていた量水器ボックスの蓋が壊れました。
#写真を取り忘れてましたが、完全に割れてしまいました。
我が家の量水器ボックスは駐車場の入口にあるので、車の出し入れの際はいつもタイヤで踏まれてしまう位置にあります。
そもそもこんな位置に量水器ボックスがあることが間違っていますね。
もう少し駐車場の端っこに寄せてくれれば、車で踏みつけることを最大限に減らすことができるた思います。
徐々に蓋が歪んできているのは気になっていたのですが、臭いものにフタではないですが、めんどうなので見えないことにしてほったらかしにしていました。
※メーターボックスの蓋にフタをしても無駄だったというオチでした・・・
しかし、とうとうこんなお知らせのチラシがポストに入ってました。
一部に私のメモ書きがありますが、ご容赦を。
とりあえず、水道局に電話してみました。
量水器ボックスの蓋は私の財産でした
チラシによると量水器ボックスの蓋は私の財産だったそうです。
まあ、うちの敷地内ですから、当然といえば当然です。
当然ながら、量水器ボックス本体の所有者も私のようです。
じゃあ、ほっとけばいいという話もありますが、蓋が壊れたままで量水器ボックスに車のタイヤが乗っかったら、水道メーターが壊れて水漏れして断水するおそれがあります。
水漏れは大変ですが、水道メーターの修理はおそらく蓋より高いお金が必要になりそうです。
そんなことを考えると、このままの状態で放置しておくわけにはいきません。
量水器ボックスの安い蓋を探す
水道局では量水器ボックスの蓋を販売していました。
FRP製の蓋は税込みで4,022円です。
鋳鉄製の蓋は税込みで7,432円とのことです。
うーん、もう少し安いものが欲しい気がする値段でした。
なかなか悩み深い値段設定ですね。
もう少し安い量水器ボックスの蓋がありそうな気がするので、ネットで探してみることにしました。
まずは、サイズを測ってみます。
横幅は、350mm強ぐらいでした。
縦幅は、195mmほどでしょうか。
#写真は、蓋を交換した後です。すいません。
いろいろ調べてみると下記の製品がぴったりハマるようです。
クリモト製 KM-20 356x206mm
しかし、該当の蓋を販売しているネットショップを探すことは簡単ではありませんでした。
うちの蓋がメジャーじゃないだけかもしれませんが、世の中の量水器の蓋がこんなにバリエーションが豊富だとは思いませんでした。
中には、1円という価格で「蓋を探します!」という商売をしているお店があることに驚きました。
世の中、困っている人が多いのですね。
また、近所のホームセンターでも販売していませんでした。
需要がそれほどないのでしょうか。
我が家の蓋も30年近く壊れなかったのですから、売っていなくても仕方ありませんね。
ネットでも買えるようですが、量水器ボックスの蓋は重いので送料がばかにならないようです。
#複数見つけましたが、水道局よりも高い結果でした。
結局、水道局で買うことが最安値という結論になりました。
蓋の材質は何がベストか?
蓋の材質などは、なんでもいいのでタイヤが水道メーターに直接当たらなければ問題ないと感じます。
木材で作ることも考えましたが、雨に当たるところなので、腐食やその対応の頻度を考えると諦めることにしました。
鋳鉄製にするかFRP製にするのかは悩みどころですが、今回は20年も持てば十分かなと思いFRP製にしました。
今回、割れた蓋もFRP製でしたが、30年ほど持ちましたのでFRP製でも問題ないと思います。
鋳鉄製を購入したところで、どの程度寿命に差が出るのか分かりません。
鋳鉄製のほうが、タイヤで踏んだときに音がするような気もしますので、FRP製の方がベターとも感じます。
同じ轍は踏みたくないので一工夫を加える
今回も前回と同じ状態で蓋だけ交換してしまえば、その先のゴールは蓋の破損ということは明らかです。
この際、何かしら長持ちする細工をしておきたい。
タイヤが乗ることはこれからもずっと続くことですので、蓋の歪を減らすように蓋の中に支持台を作ることにしました。
一工夫と言ってもこの程度の考慮ですが、こういう一工夫が将来は効いてくると私は信じています。
いつの時代も信じるものは救われます。たぶん。
量水器ボックスの中です。
何もない状態です。
元から砂が入っています。
量水器ボックスの深さを測ります。
支持台の高さを調べます。
今回の材料はこんなものです。
左のコンクリートレンガは、ホームセンターで売ってる一番安いレンガです。
ホームセンターでは、1個60円もしなかったです。
右の2つの角材は、木材の切れ端です。
木は多少の伸縮性があるので、タイヤが乗った状態の蓋への負担が軽減するのではないかと思って採用しました。
単に家にあっただけという話もありますけど。
まずは、量水器ボックスの底の砂を水平にならしてから、コンクリートレンガを置きます。
うまいぐらいにぴったり入りました。
コンクリートレンガの上に角材をそれぞれ1個置きます。
角材は、地面の下に置くので腐食するかもしれませんが、そのときはそのときです。
でも、やっぱり腐食は避けたいので、コンクリートレンガの上に置くことにしました。
角材は2つ積むと蓋を閉めたらピッタリ揃うような高さになりました。
角材がじゃまにならなく、水道メーターの蓋も開けることができます。
完成です。
たぶん、こまれでの量水器ボックスの蓋よりは長持ちしてくれると思います。
あと、検針員の方が支持材をどけてしまうことがないことを祈ります。
#画像を一部加工しています。
1年後の結果
1年後の状態です。
蓋の上から見ても特に変化はありません。
強いて見た目の変化をあげるとすれば、砂が散らばっているなあと感じる程度です。
開けてみました。
水が多いですね。
角材の腐食は感じません。
秋口なのでこの時期に多い結露水だと思われます。
実際に違いを感じたのは蓋を開けるときですね。
簡単に蓋が開きました。
これまで繰り返しタイヤが乗ったことによって、蓋が地面方向にひしゃげていたのでしょう。
そのために、蓋が開けにくい状態になっていたんだと思います。
そう考えると、この支持台を付けるという一工夫は効いているだなあと感じました。
20年後や30年後にどうなっているのかは分かりませんが、そのときに改めて報告したいと思います。
覚えていたらというか、このサイトがあればですけどね。
#画像を一部加工しています。
まとめ
水道メーターが入っている量水器ボックスの蓋のDIYでの交換とついでに簡単に割れないように一工夫を加えてみたことをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
量水器ボックスの蓋はバリエーションが多すぎて探すことが大変でした。
ネット全盛の時代でも探すことが難しい商品はまだまだありますね。
我が家の場合は、蓋の最安値は水道局だったので、水道局で購入しました。
ちなみに、割れた蓋は水道局で引き取ってもらいました。
また、量水器ボックスにタイヤが乗ることはこれからもずっと続くことですので、蓋の歪をなるべく減らすために蓋の中に支持台を作りました。
1年後もほとんど蓋はひしゃげていなかったので、こうした一工夫は効果があるんだなと思いました。
量水器ボックスの蓋が壊れることはほどんとレアな話ですが、みなさまの参考になればと思います。