【錆対策】DIYで赤錆を黒錆に変えて鉄製品の長寿命化を目指す!

DIYで快適生活
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鉄は安定していないので、時間の経過とともに錆びが発生します。

錆びると買い替える必要があるので、ちょっと面倒というかもったいないです。

しかし、このサビを黒錆化すると丈夫に末永く使うことができるのです。少しの手間で買い替えるよりも断然オトクです。

シャベル原付きで試してみました。

熱を持つ原付きはいまいち効果が続きませんが、シャベルは効果が続きますので、作業する価値がありました。

サビは困る

鉄は錆びます。鉄を錆びさせないようにすることは、通常できません。

鉄は人工的に作られた不安定な状態なので、自然に安定した状態に戻ろうとするのです。それがサビという形で表に出てきます。錆びた状態が安定した状態なのです。ここでいうサビはいわゆる赤錆す。

鉄は、時間が経過すると赤く錆びてボロボロになってきます。

黒錆とは?

赤錆が広がらないように、赤錆とは異なる黒錆でコーティングしてしまえば、赤錆は広がりません。

なるほど。

簡単そうに思えます。

黒錆は、四酸化三鉄(Wikipedia)という化合物で赤錆とは別のサビです。これでコーティングしてしまいます。

コーティングの方法は簡単です。赤錆を黒錆に変えてしまう塗料があるのです。それが、Holts ホルツ サビチェンジャーです。

Holts ホルツ サビチェンジャーで黒錆を作る

Holtsサビチェンジャー

Holtsのサビチェンジャーを買ってみました。

 

サビ取りすることなく赤錆の上から塗布することで黒錆化するという素晴らしい商品です。

小さめのパッケージです。なんか、少ないなあと感じなくはないです。

Holtsサビチェンジャーパッケージ裏面

裏面の説明書です。

わずか70gしか入っていません・・・・

 Holtsサビチェンジャーの刷毛とカップ

小さな刷毛というか、これは筆と言っていいと思いますが、ちいさなカップとセットで付いてきます。

先にも書きましたが、内容量はわずか70gです。少ないです。

大事に塗らないといけません。

Holtsサビチェンジャー取扱説明書

Holts ホルツ サビチェンジャーの取扱説明書

泥・油・汚れを洗ってからサビチェンジャーを塗りましょう。

30分後の重ね塗りが効果的らしい。

錆びたシャベルにサビチェンジャーを塗ってみる

安物のシャベルを買うと錆びるという当然と言えば当然の流れになってしまいます。しかし、このサビチェンジャーさえあれば、困った赤錆シャベルでも新品同様のシャベルに変わります。

シャベルのサビを水洗い

まずは、浮いたサビを削り落とします。

取扱説明書によるとサビ取り作業なしでも効果を発揮するとのことですが、このシャベルのサビはちょっとひどいので、サビ取りすることにしました。

シャベルのサビを洗う

鉄ブラシで磨いて洗い流します。

この作業をするだけで、シャベルがきれいになった気がします。

シャベルを洗ってから乾燥後

しかし、乾かすとこのとおりです。

なんともサビサビのシャベルです。

そのうち痩せて破損しそうな状態です。

シャベルにサビチェンジャーを塗布

Holts ホルツ サビチェンジャーを塗ります。

ガッツリ塗りました。

サビチェンジャーの粘度はそれほど高くないので、それなりに伸ばして塗ることができます。

サビチェンジャー塗布後に乾燥

今回は取っ手も塗りました。

シャベルの両端を塗ったために乾かすのが難しいですが、ウッドデッキにシャベルの真ん中だけをうまく置いて乾かしました。

シャベルにサビチェンジャーを塗布後しばらく乾燥後

サビチェンジャーを塗ったあとに乾燥した状態です。

塗る前よりはいい感じですが、当然ですが、まだまだ黒錆化したようには見えません。

シャベルにサビチェンジャー塗布1日後

塗布後1日が経過しました。

少し光沢が出た?光の加減かもしれません。

シャベルにサビチェンジャー塗布4日後

塗布後4日が経過しました。

1日後と差があるかと言われてもまだ分かりませんね。

シャベルにサビチェンジャー塗布4日後の取手

塗布後4日経過後の取っ手部分です。

こちらの方は黒錆化してきたという感じがします。

シャベルにサビチェンジャー塗布6日後

塗布後6日が経過しました。

今日は明るいので、光沢がありすぎる写真です。

参考になりませんね。

シャベルにサビチェンジャー塗布10日後

塗布後10日が経過しました。

黒錆化が進んでいることが分かりますか?

6日後と比べると黒い部分が明らかに増えています。

光の加減だけじゃないと思います。

シャベルにサビチェンジャー塗布2週間後

塗布後2週間が経過しました。

さらに黒錆化が進んでいる感じがします。

黒い部分の面積が徐々に増えているように見えます。

シャベルにサビチェンジャー塗布2週間後の取手

塗布後2週間後の取手です。

4日後の取手の写真よりも赤味が減っているように見受けられます。

シャベルにサビチェンジャー塗布2ヶ月後

塗布後2か月が経過しました。

黒錆化がかなり進んでいる感じがします。

さらにサビチェンジャーを重ね塗りすればもっと黒錆化が進むのかもしれません。

しかし、最初の状態と比べると見違えるように状態です。

最初の状態と比べてみます。

明らかな違いが分かります。

使うときの気分が変わります。

サビチェンジャーはなかなかいい商品です。

原付きのマフラーにサビチェンジャーを塗ってみる

原付きのマフラーが錆びている

原付きのマフラーのサビがとても目立ちます。

熱くなったり、冷えたり、雨に濡れたり、ゴミが付着したりで鉄にとっては過酷な環境です。

でも、なんとか長持ちさせたいものです。

原付きの錆びたマフラーにサビチェンジャーを塗った

マフラーに塗ってみました。

塗る前に赤錆がひどいところは鉄ブラシで磨いています。

べったり塗っているように見えますが、そこまでべったり塗ったつもりはありませんが、このように白くなります。

原付きの錆びたマフラーにサビチェンジャーを塗ってしばらく時間が経った状態

しばらくすると馴染んできたような気がします。すでに黒錆化したのか?という雰囲気も感じます。

表面乾燥に1時間、完全乾燥に8時間を要するとのことですので、そこまで早く黒錆化することはないとは思いますが。

サビチェンジャーのボトル半分ほどを消費したような気がします。

原付きの錆びたマフラーにサビチェンジャーを塗って数日後

サビチェンジャーを塗ってから数日後です。

一部は黒錆化しているような気がしますが、赤錆に戻ったというか、赤錆のままのように見えるところもありますね。

改めて塗り直しが必要なようです。

塗装前後で並べてみました。

黒錆化していないとは言えないレベルで黒錆化しています。

マフラーの先の蓋の根元あたりは、赤いとはいえ塗装前よりは遥かにいい状態に変わっています。

さらに重ね塗りをしてみようと思います。

サビチェンジャーは、マフラーには使用不可だった

塗ったあとに、ホームページのよくある質問の存在に気づきました。

サビチェンジャーの耐熱温度は150℃ということで、マフラー等の高温部には使用不可とのことです。

しかし、比較対象としてマフラーだけ写真を撮っていましたが、原付きの他に塗ったところも見違えるように黒くなっています。

立派な原付きではありませんが、末永く乗り続けるために、もう少し重ね塗りを試してみます。

まとめ

・黒錆でコーティングすることで赤錆を防ぐ

・簡単に塗ることができます。

・バイクのマフラーなどの高温部は使用不可