グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓54470Nの水漏れを苦労して補修しました

修理&製作

風呂のカランからの水漏れです

風呂のカランから水漏れ

リフォームから6年半ほど経ったのですが、どうも水漏れが始まったようです。

最初は、水がにじみ出てくるような感じでした。

最初は見えないふりをして、無視していましたが、徐々にぽちゃんぽちゃんと音付きで水漏れが進んでいきました。

水漏れだと確信するまではそう時間は掛かりませんでした・・・

水漏れがひどくなっていく・・・

カランからのかなりの水漏れ

日に日に漏れる量が増えていったのですが、気づいてから1週間ほどするとツーっと絶え間なく水が流れるようになりました。

うーん・・・

この状態になってからは、一晩の水漏れの量は洗面器など軽くあふれる量なのです。

修理の決断

水漏れ勝手に直ることは通常はありえません。

漏れ出したら、早めに手を打つべきです。

私も見て見ぬ振りをして手を付けなかったのですけど・・・

といっても、パッキンを変えればすぐ直ると思い手を付けてみました。

でも、簡単だと思いきや、なかなか難しいものです・・・

試行錯誤した挙げ句に、最後は業者に頼みました。

私は業者にヘルプしましたが、この情報があれば最後まで自分でやりきることができると思います。

同じ目になった方は是非とも頑張ってください!

ちなみに、ツーっと水が流れてはいても、水道メーターは振れていませんでした。

この状況なら水道料金が上がるわけじゃないのですが、水が漏れている音を四六時中効くことは、気分が悪いものです。

カランはグローエというドイツのメーカー

グローエは、ドイツで世界最大級のシェアを持つ水まわり製品のリーディングカンパニーだそうです。

シェアなどはどうでもいいのですが、いろいろ調べてみると部品や水栓本体の値段は少し高いように感じます。

部品の値段からもう少しプラスすれば、日本製品の水栓本体を買えそうな感じです。

参考までに、うちの混合栓の型番は54470です。

水栓の右側に型番が書いています。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の取扱説明書

取扱説明書の型番は、54470Nと書いてあるのですが、ほとんど一緒なのでしょうけど・・・?

まずは情報を入手するためにネットで調べます。

グローエのホームページで型番を検索すると出てきました。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のホームページ

どっちの型番でも廃盤のようです。

古いので仕方ありません。

製品をクリックしてみると。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のホームページにログインできない

LIXILグループ関係者しかログインできません。との表示が出てきました!

けしからん。

グローエなのに、なんでLIXILやねん!

LIXILでもなんでもいいけど、見せてくれよ!

他にも探してみましたが、グローエは世界的にメジャーかもしれませんが、日本ではマイナーなようでほとんど情報がありません。

修繕作業の道具

水漏れ修繕のための工具

準備した工具はこんな感じです。

マイナスドライバーと一番右のアンギラス(ウォーターポンププライヤー)は必須です。

あと、水や汚れを拭き取ったりするために雑巾が必要です。


ウオーターポンププライヤー柄の先がマイナスドライバーになっているものをアンギラスと呼び、商標にもなっているようです。

大きな違いがありませんが、頑丈で大きなマイナスドライバを同時に入手でき、しかも安いので私はアンギラスを買ってよかったと思います。

実際のところ、大きなマイナスドライバーを使う機会はあまりないのですが・・・

作業開始

壊れている部品をはっきりさせるために、取り外しが簡単な順に手を付けていきました。

まずは元栓を閉める

水道の元栓を開けている状態

玄関先にある量水器ボックスに入っている元栓を締めます。

我が家は玄関先の駐車場の前にあります。

この写真は、バルブが開いている状態。

水道の元栓を閉める

写真右のレバーを直角にすると水が止まります。

手で動かせます。

割れてしまった量水器ボックスの蓋を交換して長寿命化を目指してみました
量水器ボックスの蓋をDIYで交換ついでに簡単に割れないように一工夫加えてみました 駐車場にある水道メーターが入っている量水器ボックスは、車を出し入れする際にいつも車で踏みつけられています。 そのため、経年劣化でとうとう割れてしまいま...

↑量水器の蓋が壊れたときに蓋を取り替えました。

ついでに、蓋の長寿命化にも挑戦しています。

ストレーナー

ストレーナーとは、水の汚れを受け止めるフィルターのことです。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の部品の位置

水栓の右側は、写真のとおりに部品が付いています。

左側も似たような感じです。

写真右上のストレーナは左右にそれぞれ水用とお湯用が付いています。

なお、水栓にも止水栓があります。

奥まっているので、止めにくいのですが、ここで止水すればといちいち家の外の止水栓まで行って水を止めなくていいので、とても便利です。

まずはストレーナを取り外します。

ストレーナの取り外し

水用のストレーナーを取り外します。

マイナスドライバーで簡単に外せました。

取り外したストレーナー

水用、お湯用のストレーナーを2個とも外しました。

少し汚れていますね。

鉄粉のようなものが引っかかっていました。

ストレーナーの構造

グローエの水栓に付いているストレーナーは、バネが付いていたりしてやや複雑な構造です。

壊さないように注意しましょう。

ストレーナーのパッキン

外側にパッキンが2個付いていましたが、内部のバネを動かすと中にもパッキンが入っていました。

ストレーナーのパッキンを取り替える

ホームセンターで購入したパッキンに取り替えました。

水漏れの原因が、ストレーナーのパッキンだったらいいなあと思いましたが、やっぱり直りませんでした。



ホームセンターのパッキン売り場

ホームセンターが近所にあるととても便利ですね。

私の中では、家の近所に欲しいお店ランキングでは、コンビニ以上に上位に来ます。

近所からホームセンターがなくなるとこういうときに大変ですので、なるべく近いホームセンターで買い物するようにしています。

蛇口

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の保守マニュアル

取扱説明書の保守マニュアルで蛇口の構造を調べてみました。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の吐水口を外す

こんな感じで廻せばすぐに緩みました。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の吐水口の部品

簡単に外れました。

外しついでに掃除はするとして、ここのパッキンも交換します。

まあ、ここで漏れているわけじゃないので、ダメだと思いましたが、やっぱり水漏れは直りません。

サーモスタット

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のサーモスタットの保守マニュアル

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のサーモスタットの保守マニュアル

取扱説明書の保守マニュアルを参考に左側のサーモスタット部分を調べてみました。

温度を検知して水とお湯を混ぜている部品です。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のサーモスタットの取り外し

まずは、サーモスタットを固定しているネジの頭を隠している化粧蓋を外します。

はめているだけなので、マイナスドライバーですぐに取り外せました。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のサーモスタットの取り外し

サーモスタットを締め付けているナットをウオーターポンププライヤで廻します。

思ったより簡単に外れました。

一度、動いたあとは、ナットは手で廻せます。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の取り外したサーモスタット

ナットを取り外すとサーモスタットは簡単に抜けました。

サーモスタットは穴に突っ込まれているだけのようです。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のサーモスタットを抜いたあと

サーモスタットを外した穴は、こんな感じです。

奥の方はよく見えません。

パッキンの状態は多少劣化しているものの、大丈夫なような気がしますが・・・?

残念ながら、このサイズのパッキンは近所のホームセターでは見当たりません。

このまま、掃除してから元に戻しました。

掃除しただけでは、当然ながら、水漏れは直りません。

実際のところ、サーモスタットで水を止めているわけじゃないですので、これが原因じゃないだろうなあと思います。

止水栓

本命だと思っているところです。

まさに、水を止めるところですから。

きっと、こいつが原因でしょう。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の止水栓の取り外し

サーモスタットと同じようにネジの頭を隠している化粧蓋を外します。

はめているだけなので、マイナスドライバーですぐに取り外せます。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の止水栓の取り外し

マイナスドライバーで外します。

結構、固いです。

壊すのが怖い気もしますが、慎重に力を入れて廻します。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の止水栓の取り外し

ネジが緩むと、簡単にハンドルが外れました。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の止水栓の取り外し

ハンドルを廻すとプラスチック製の白いバルブが廻って水栓の開閉を行われる構造でした。

プラスチック製の黒いアダプタは白いバルブがぐるぐる廻らないように可動域を制限する機能のようです。

白いバルブと黒いアダプタは簡単に手で抜けました。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の止水栓の取り外し

金属のバルブ(止水栓)本体とようやくご対面です。

ネットで調べると、この部品はアクアディマーというものだそうです。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のアクアディマーの取り外し

アクアディマーは、六角形に切っているので、ここで廻せば取れると思うのですが、廻りません。

壊れると怖いので、雑巾で養生しながら気合い入れて廻しましたが、やっぱり廻りません・・・

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のアクアディマーの取り外し
近くの水道屋さんに相談してみました。

「熱湯を掛けると廻ることがある」とアドバイスをいただきました。

で、実践してみると、廻った・・・!

この作業を行うためには、取り外した止水栓を廻す必要がありますが、素手では固くて廻せません。

そのため、マイナスドライバーでこれとは別の下の写真右下の止水栓(元栓)を廻すと開閉がとても便利です。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の部品の位置

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のアクアディマーの取り外し

固すぎて廻せなかったアクアディマーが、なんと、廻った・・・外れた!

結構、感動モノでした。

さすがは、プロのアドバイスです。

アクアディマー

これがアクアディマーとやらです。

こいつに付けられていたパッキンも近くのホームセンターでは販売していませんでした。

これだから、外国製は困ります。

後々のメンテナンスを考えて、家の製品はできる限り日本製品を入れるべきだと痛感します。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のアクアディマーを外したあと

アクアディマーを取り外したあとです。

がっつり穴が空いています。

取り外したからには、清掃をして元に戻しました。

いやいや、水漏れが直らないどころか、水がダダ漏れという感じになってしまいました。

壊した?

アクアディマーを交換してみた

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のアクアディマーのホームページ

グローエのホームページで「アクアディマー」を検索すると2種類が表示されました。

意外に少ないので逆に安心します。

うちのものと同じものがありそうです。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のアクアディマーのホームページ

どちらの型番も見た目はまったく同じように見えます。

図面をダウンロードしてみると、サイズも同じです。

アクアディマーの断面図

何が違うのかよく見ると、断面の構造が違うことがわかりました。

左勝手か右勝手かの違いでしょうか?

中心部の線の太さが違うようですが、間違い探しのレベルで異なるようです。

それにしても型番が大きく違うのもよく分かりませんが、ドイツ人の考えることは分かりませんね。

実際に外したアクアディマーの断面を見ると12433000と同じだと思われます。

ネットで調べてみると販売していることも分かりました。

でも、結構高いです。

購入するには勇気が必要です。


グローエのアクアディマー

勇気を出して、amazonで購入しました。

結構、高い買い物です。

新旧のアクアディマー

左が新品のアクアディマー、右が取り外したアクアディマーです。

色がぜんぜん違います。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓のアクアディマーを新品に更新

アクアディマーを交換してみました。

しかし、しかし、しかし・・・・

水漏れは直りません・・・

悲しい・・・

水栓シリコングリスで補修してみた

ここまで自分でやってしまっては、今さら水道屋さんを呼ばずになんとか直したいです。

ネットで探してみると、「水栓シリコングリス」という商品があります。


飲料用水栓にも使用できるグリスです。

これで水漏れが直ったという人がいたので、ものは試しということでやってみました。

アクアディマーに比べると安いので値段的に挑戦可能な範囲です。

水栓用シリコングリス

購入者のコメントに値段の割に量が少ないという意見が多かったのですが、量はこれぐらいで十分だと思いました。

量を増やされても使いみちはたかがしれいています。

私としては、量はこのままで、値段を下げて欲しいですね。

アクアディマーにシリコングリスを塗る

サーモスタットとアクアディマーにシリコングリスを塗ってみました。

さて、直るか!?

直るわけないよね・・・

冷静に考えて、グリスで水を止められるとは思えません。

藁にすがっただけでした。

藁にすがってもだめなときは溺れます。

水道屋に電話してみた

水道屋さんにこれまでの状況を電話してみました。

話を聞いてみると、アクアディマーと混合筒を交換する必要があるとのこと。

混合筒・・・?

初めて聞いた部品です。

アクアディマーと混合筒はセットでアクアディマーの奥に入っているとのことです。

ネットで調べても出てきません。

引き抜くと取り外せるような雰囲気のことを言うので、先にやってみることにしました。

・・・

固すぎる・・・

ほんとに抜けるのか?

諦めることにしました。

水道屋さんを呼んで直すことに

水道屋さんとの話をして、

「アクアディマーは新品があるから不要、混合筒だけの交換でOK」という話で修理してもらうことが決まりました。

これで、アクアディマーの部品代はなんとか無駄にならずに済みました。

話の分かる水道屋さんで、めでたしです。

水道屋さんに聞くと、アクアディマーが壊れていない場合でも混合筒とセットで交換するようにしているということです。

水道屋さんがやってきました。

混合筒を取り外そうとしますが、なかなか抜けません。

プロでもかなりの難工事のように見えました。

ここまで引っ張るのは、勇気が要りすぎるというレベルで引っ張ってました。

取り外した混合筒

混合筒を取り外しました。

「これが混合筒か!」

混合筒は、透明のプラスチック製の部品でした。

混合筒

こちらが新品の混合筒です。

ちなみに、この混合筒47751000をネットで検索しても出てきません。

自分で取り外したとしても水道屋さんから購入するしかないのかもしれません。

混合筒をセットする

新しい混合筒をセットしました。

穴に突っ込むだけです。

元の混合筒を外すときに苦労したのは、こびりついていただけのようです。

そして、アクアディマーを取り付けると、ようやく水漏れが止まりました!

原因は混合筒だったようです。

今回の作業は、DIYで完成までこぎつけなかったのですが、次の水漏れに向けていい勉強になりました。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓

参考

混合筒の箱に入っていた図面です。

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の分解図

型番しか書いていませんが、こういうものはホームページや取扱説明書の載せて欲しいと思います。

ちなみに、混合筒は「47 751」です。

右上の部品がアクアディマーです。

まとめ

ハッピーモルモット

グローエのタワー型サーモスタット式シャワー水栓の水漏れ対策のDIYレポートはいかがだったでしょうか。

DIYで最後までやりきれなかったことは残念ですが、ホームページや取扱説明書に情報がなければ、非常に道は険しくなるといういい例ではないでしょうか。

グローエは、世界ではかなり流通しているようですが、ドイツ製ということもあり、日本ではあまり流通していないため、部品の購入も難しく高額になりがちのようです。

今後、水栓を交換する予定がある方は、日本製をおすすめいたします。

なお、今回のように、アクアディマーと混合筒をセットで取り替えるという情報は貴重と思いますので、グローエの混合水栓で同じように苦労をしている方がいらっしゃれば、参考にしていただきたいと思います。